「声優界のアカデミー賞」山崎さん再び最終候補 絵本ランド朗読動画 立山町のフリーアナウンサー
●米国で12月上旬に審査 立山町在住のフリーアナウンサー山崎奈津子さん(50)は、「声優界のアカデミー賞」と呼ばれる米国のコンテスト「SOVAS ボイスアーツアワード」の一部門にノミネートされ、2年連続で最終選考に残った。山崎さんは、10月31日までとやま元気ワールド「絵本ランド2024」(富山新聞社、北國新聞社などでつくる実行委員会主催)で公開されていた二つの絵本朗読動画でエントリーした。12月上旬に最終審査、8日にロサンゼルスで授賞式が行われる。 山崎さんは「富山と海外をつなぎ、地元に貢献できるナレーターになっていきたい」と意欲を示している。 同アワードはナレーション演技の技術と芸術性を評価する国際的なコンテストで、今年で11回目となる。全部で17カテゴリーがあり、約1200人が応募した。日本語の部門は七つあり、52件のエントリーがあった。 山崎さんは絵本「じつはよるのほんだなは」(澤野秋文作、講談社)と「もったいないばあさんのおばあちゃん」(真珠まりこ作、同)を朗読した。文学作品の朗読を評価する「最優秀オーディオブック・ナレーション」に応募し、いずれの動画も最終選考に残った。山崎さんの2作品を含め4作品、3人が最終審査を受ける。 今回は2作品のほか、「最優秀Eラーニング・ナレーション」部門でも最終選考に残った。 ●昨年に続き再挑戦 山崎さんは昨年も同じ部門で最終選考まで進んだものの、受賞を逃した。米ロサンゼルスのコンテスト会場では、世界中から集まったナレーターたちから刺激を受け、表現力に磨きをかけ、今年、再挑戦した。