THE W決勝進出「はるかぜに告ぐ」に聞く「飲み会だけ参加」「すっぴんパジャマでリモート」超正反対だった社会人時代
芸歴1年目でTHE Wの決勝に進出し、注目を集めているお笑い芸人の「はるかぜに告ぐ」のお二人に大学卒業後の社会人経験エピソードからNSC入学後の生活について伺いました。(全3回中の1回) 【画像】「すでに笑いとってる!」小さい頃の「はるつぐ」やNSC時代など初々しさで溢れた写真アルバム(全15枚)
■コロナ禍での社会人生活は ── 大学卒業後、社会人として働いたそうですが、どんな仕事をされていましたか。 一色といろさん(以下といろさん):私は大学を卒業した後に2年間ウェブ系の会社でディレクターとして働いていました。いずれはフリーランスになりたくて、会社は2~3年で辞めるつもりでした。そもそも就活でも2社ぐらいしか受けてないんですけど、インターシップに行ったところの採用試験を受けました。
結構大きい会社で、社員数も多く、働く時間も決まっていて。すぐに辞めたとしても、後腐れなさそうだなって。広告の仕事を希望して採用されたんですけど、コロナ禍で広告の仕事がなく入社後にウェブディレクターに職種が変わってしまったんです。なので、すごくしたい仕事をしていたというわけではありませんでした。 ── コロナ禍でスタートした社会人生活でしたね。 といろさん:2020年4月入社で、そこから2年間は完全に在宅勤務だったので、上司や同僚に会ったのも年に2、3回です。会社で働いているという実感はありませんでした。今は知り合いのところで事務をしています。
── とんずさんはどうですか。 とんずさん:単位を落として大学を1年留年したので、就職の内定が決まっていたものがダメになってしまって。芸人になるのは中学からの夢だったんで、留年している間に、M-1グランプリとかキングオブコントの予選に出たら、おもろいなと思ってNSCに入ったんです。その頃、 知り合いがゴルフ系の会社を起業して社員にならないかと声をかけてくれて、「そんなすぐ売れへんだろう」と思っていたのでNSC(吉本興業の養成所)と同時並行で、入社しました。
夜に先輩と行く飲みは絶対に断りたくなかったので、昼に安定して仕事ができるっていい作戦や!と思ってたんですけど、想像以上に忙しくて。NSCと両立しながら昼働いて、夜飲みに行くと次の日の昼はもう働けないんですよ。営業として入ったんですけど、仕事ができないので途中で在宅の広報に変えてもらって、社内報などを作っていました。「誰々さんちのワンちゃんが1歳になりました」とか「フローリングが新しくなりました」っていうのを書いてました。