衆院選の小選挙区と比例選、最高裁裁判官国民審査の期日前投票で、投票用紙を有権者に誤って二重交付するミスが岡山市内で相次いだ。ミスがあった投票所を管轄する同市東区と南区の両選挙管理委員会によると、投じた投票用紙を特定できないため、それぞれの3枚は有効票として扱われる。
両選管の発表によると、東区では22日、南区では23日、投票に訪れた有権者の状況を職員がパソコンで確認したところ、いずれも投票済みと表示されたが、担当者は「前回来所時は知事選のみ投票した」と思い込み、二重交付した。
いずれも定時の確認作業で、各投票用紙が1人分多く交付されていたことが分かった。両選管は「複数人での確認と、マニュアルに基づく事務処理の周知徹底を図る」とコメントした。
岡山県高梁市も23日、衆院選小選挙区の期日前投票で、1人の有権者に投票用紙を2枚交付した可能性が高いと発表した。黒川康司・市選管委員長は「再発防止に努める」とのコメントを発表した。
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