顔も明かさないまま出馬して本気で当選するつもりなのか? 都知事選に立候補した「暇空茜」氏にインタビューで直撃
選挙公報とXとYouTube、新聞広告だけで戦います
――つまり、選挙を金儲けにしていると公言しているNHK党とは違うと。 全く違います。一緒にしないでいただきたいです。 ――都知事になれば4万人の職員を束ねるばかりでなく、議会ともうまくやっていかねばなりません。今までのネットを舞台に一人で戦うという手法は通用しません。 昔、大手ゲーム製作会社でチームリーダーとして人の上に立っていましたから、マネージメントの経験は豊富にあります。チームで戦うネットゲームでも僕は日本一強いチームを率いていました。例え遊びのネットゲームとはいえ、何十万人が参加するゲームの世界です。それなりのマネジメント能力や公正さがなければ1位にはなれません。 もちろん政治が魑魅魍魎の世界であることは理解しています。清廉潔白に寝技、腹芸もやっていくつもりです。僕は自分が現実的な人間だと自負している。さっきのシェルターの話もそうですが、全員助けたいという綺麗事を言う人もいますがそれは無理です。 他の候補者はふわっとした聞こえのいい政策ばかり述べていますが、僕は具体的で実現可能な政策を掲げている。掲げた公約を実現させるために邁進していく覚悟です。 ――今回の選挙戦では、選挙カーも使わず、街頭演説もせず、政見放送にも出ず、ポスターも出さないとのこと。ネットのみで戦い抜くということですか。 選挙公報とXとYouTube、新聞広告のみです。毎日、ひたすら投稿して動画をあげるだけの選挙戦です。
国会議員になるつもりはない
――手応えは感じていますか。 そういうことは考えないようにしています。やると決めたら最後までやり抜くだけです。 ――今回、敗れたら今後も政治家を志そうという気持ちはあるのですか。 最初で最後の戦いだと思っています。僕は国会議員とかにはなれないと思うし、なるつもりもありません。金にも困っていなし、行動が縛られる議員になるメリットなんかない。 国会議員と違って、条例案や予算案の提出権を持つ知事の権限は大きい。自分の手腕一つで社会を変えることができる、やりがいのある仕事です。本気でなりたいと考えていますし、今は都知事になることが自分の責務だと考えています。 前編【都知事選に出馬の暇空茜氏を直撃「石丸伸二さんは“鬼滅オタク”なんかじゃない」「彼だけは落としたくて出馬を決めました」】では、ネット上で大きな話題になり、暇空氏が出馬の意向を固めるきっかけとなった「石丸氏VS暇空対談」について暇空氏が語っている。
デイリー新潮編集部
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