「デフリンピック」アルペンスキー男子大回転で銀メダルの仙台大・村田悠祐が報告会
3月にトルコで行われた聴覚障害者の世界大会「デフリンピック」のアルペンスキー男子大回転で銀メダルを獲得した仙台大の村田悠祐(2年)が23日、高橋仁学長へ報告会を行った。 長野県出身の村田は、小学5年時から本格的にアルペンスキーを始めた。デフリンピックへの出場は今回が初だったが「めっちゃ楽しかったです」と笑顔で報告した。5種目に出場したが、自信のあった初日のスーパー大回転では転倒してまさかの失格。「本当に悔しくて泣きました」と明かしたが「絶対にメダルを取りたいと思った」と悔しさをバネに、大回転では2位に輝いた。5種目出場の疲労は大きく「日本に帰ってきて一週間は動けずにずっと寝ていました」と力を出し切ってつかんだメダルだった。 仙台大ではスキー部だけでなく、夏季の体力作りのために陸上部とアメフト部にも所属している。2025年は東京でデフリンピックが開催されるだけに、特に陸上では「夏も頑張りたい」とメインの400メートル障害などでの出場を狙う。「まだ自分の陸上の力は分からないので、まずは選んでもらえるように頑張っていきたい」と意気込んだ。(秋元 萌佳)
報知新聞社