意外と知らない「Internet Explorer」が嫌われ続けていた理由
実際、古いWindowsのシェアはどれくらい?
ここまで繰り返し、法人利用のPCでは「古いOS」が利用され続けるケースが少なくないと繰り返し述べています。実際「古いWindowsが利用され続けている」割合はどの程度なのでしょうか。 2022年にIT資産管理システム「Lansweeper」が、約3000万台に及ぶ世界中のWindows PCを分析し、算出した結果によるとWindows OSのシェアは以下の通りです。 ・Windows 11:2.61% ・Windows 10:81.87% ・Windows 8.1:1.52% ・Windows 7:3.38% ・Windows Vista:0.03% ・Windows XP:1.27% ・Windows 2000:0.14% 2022年時点のデータでは、Windows 11の普及率は「Windows 7」を下回っていると言えます。最新バージョンのOSが出ても、ほとんどのPCはOSを新しいものに切り替えない傾向があると言えるでしょう。 そしてWindows 7やWIndows 8.1、Windows XPといった古いOSを使い続けるケースも一定数あると言えます。こうした古いOSが現役の環境ではInternet Explorerを長年に渡って使い続けていた可能性が高く、社内システムなどが「IE専用ページ」になっている可能性もあるでしょう。
Edgeで「IEモード」を利用するには?
2022年に、Internet Explorerはすでに廃止済み。2024年現在は、システムに残存するIEの脆弱性を狙ったサイバー攻撃といった特殊な事例を除いては「IE」が話題になることも減りました。 とはいえ「社内システムがIEでの表示に最適化されており、IEが無くなってしまうと表示や操作ができなくなってしまう」「IE専用ページが閲覧できなくなってしまうのは困る」というケースもまだあるでしょう。 実はMicrosoft Edgeには「IEモード」が搭載されており、IEモードに切り替えることでIE専用ページの表示や操作が可能です。IEモードの使い方は以下の通りです。