新入幕Vの尊富士がつがる市役所訪問 ケガについては「いいとも悪いともいえない。四股で治す」
3月の春場所で、新入幕力士として110年ぶりに優勝した幕内・尊富士(伊勢ケ浜)が30日、中学時代を過ごした、つがる市役所を表敬訪問した。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)とともに訪問し「優勝してから帰れていなかった。直接会うのが礼儀だと思っていたので、皆さんの笑顔が見られてうれしかった」と笑顔をみせた。 合わせて同市で夏巡業が8月21日に行われることも発表された。2005年の合併でつがる市となってから初めての巡業。同親方は「(青森出身の)宝富士と錦富士も来る予定。盛り上げて欲しい」と来場を呼びかけた。尊富士は「いい巡業にしたい」と意気込んだ。 番付発表では東前頭17枚目から同6枚目に大幅アップしたが、「毎場所変わらない。気を引き締めてやる」と淡々。先場所は14日目に右足首を痛めた。「いいとはいえないし、悪いとも言えない。人造人間じゃないので。四股で治します」と語った。1日には地元・五所川原市内で優勝パレードなどが予定されている。
報知新聞社