高橋克典「大岡越前に関わった全ての人の思いを背負って…」加藤剛さん、東山紀之社長にも敬意
俳優の高橋克典が13日、NHKのBS時代劇「大岡越前7」(BS/BSP4Kで23日スタート、日曜・後6時45分)のオンライン取材会を行った。 スマイルアップの東山紀之社長に代わり、今シリーズから江戸庶民の暮らしを守る名奉行の大岡忠相(ただすけ)を演じる。幼い頃から加藤剛さん(2018年死去、享年80)が演じた「大岡越前」を見て育った高橋は「あの大岡越前に出演できることに感激です。子供の頃、おばあちゃんと見ていたので、家族の温かさと一緒に強く印象に残っています」と感慨深げに語った。 撮影は東映京都撮影所で行われ、全8話。当初は試行錯誤だったが、「第4話くらいからちょっと、数シーンなじんできたかな。だんだんと意識しなくても演じられるようになった」。奉行は警察であり、裁判官であり、江戸の庶民に寄り添う立場。「ぜいたく、華美なものを取り除いて、一番大事なのは、みんなの幸せを願うこと。悪をバッサリ裁くけど、温情があり時には情状酌量もある。その温かさが大岡裁き」と魅力を説明した。 高橋にとって「サラリーマン金太郎」「特命係長 只野仁」に続く代表作として期待される。「代表作になればうれしいですね。チャレンジャーのような気持ちでしたけど、撮影が楽しく、有意義だった。もし続けられるものなら、いつまでも続けたい」と続投にも意欲的。「これまで大岡越前に関わった全ての人の思いを背負って、誠意を思って臨みたいと思いました」と加藤さんや東山社長にも敬意を表した。
報知新聞社