街中の観光地に広がるキンモクセイの香り 暑くても季節感じさせる咲きっぷり
長野県松本市の観光地に広がる甘い香り
長野県松本市中心部の縄手通りで、キンモクセイが独特の甘い香りを放っている。女鳥羽川にかかる「中の橋」近くで咲いており、木の高さは3メートルほど。18日も通りを散策する観光客が足を止め、香りを楽しみながら写真を撮っていた。 【写真】北アルプス涸沢で一気に紅葉がピーク
植えてから20年、立派な木に成長
通りに連なる店舗を長屋風に整備した2001年ごろに植えられたという。近くのたこ焼き店「左門」店主の田中藤江さん(77)によると、今月上旬から少しずつ咲き始め、今が最盛期。「いつの間にか、見応えのある立派な木になった」とうれしそうに眺めた。 この日の松本の最高気温は25・5度で9月中旬並み。観光で訪れた静岡市の公務員男性(57)は「暑い日が続いたので、(香りから)やっとこの季節になったなと感じる」と話し、妻と一緒に写真に収めていた。