「偉大なチャンピオンは決して死なない」まさかの2回戦敗退… 五輪公式が阿部詩に日本語&フランス語で異例メッセージ「私たちはあなたのことを思っています」【パリ五輪】
まさかの敗戦に衝撃が広がっている。 現地7月28日、パリ五輪柔道女子52キロ級の試合が行なわれ、2連覇を狙う世界ランキング9位の阿部詩は、2回戦で同1位のディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)と対戦。2分15秒に内股で技ありを奪うなど、試合を優位に進めていたが、終盤3分4秒の谷落としで一本負けを食らい、メダル獲得の可能性は潰えた。 【画像】日本一かわいい柔道家!無敵の女王、阿部詩の厳選ショットをお届け! この敗戦後、号泣する阿部に会場からは拍手が送られ、励ますように大きな「ウタ」コールが巻き起こった。しかし彼女はコーチの胸元で泣き崩れ、しばらく立ち上がれず…。個人戦で海外選手に敗れるのは、2019年11月に行なわれたグランドスラム大阪決勝のアマンディーヌ・ブシャール(フランス)戦以来、約5年ぶりだ。 東京五輪金メダリスト脱落の衝撃は大きい。そんななかパリ五輪の公式X(旧ツイッター)は試合後、フランス語、日本語で前回大会王者にメッセージを投稿。「偉大なチャンピオンは決して死なない。時にはつまずくこともあるけれど、必ず立ち上がる。私たちはあなたのことを思っています」と異例のエールを送っている。 また、公式サイトのライブブログでは、「19年以降、ワールド柔道ツアーで負けなしだった東京五輪女子52キロ級金メダリストのウタ・アベが敗退!」と2回戦の結果を速報。「ウズベキスタンのディヨラ・ケルディヨロワがラウンド16(2回戦)で一本勝ちを飾っている。これは番狂わせだ!」とその衝撃を伝えていた。 なお、同日の66キロ級に出場している兄・一二三は、準々決勝でヌラリ・エモマリ(タジキスタン)に一本勝ち。日本時間23時18分からは、世界ランク1位のデニス・ビエル(モルドバ)との準決勝に挑む。 構成●THE DIGEST編集部
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