三重・明和、大淀全域で水濁る きのう昼前から 水道管破損で給水車出動
17日午前11時ごろ、三重県多気郡明和町山大淀で水道管が破損した。この影響で、同地内のほぼ全域の水道水に濁りが発生した。破損箇所の修繕は既に完了したが、濁りが完全になくなるまで時間を要するため、町は給水車を出動し対応に当たっている。 町によると、午前11時ごろ、町の水道の監視システムが異常を検知し、水道本管の破損が判明。破損箇所の水を止め、修繕を行った。また濁りについては、破損によって水道管内に急激な流速の変化が生じ、管内の結晶物が剝がれ落ちたことが原因としている。 また、管内の濁りの解消に時間がかかることから、町はSNSの町公式LINEなどを通じて飲用を控えるように周知し、午後から山大淀公民館に給水車を配備。町職員や自治会で手分けしながら給水車から非常用給水袋(6リットル)に水を充塡(じゅうてん)し、訪れる住民たちに手渡すなどし対応に当たった。 町は「本管内の濁りを抜くため排水を行うなどして徐々に濁りは解消されつつあるが、濁りがひどい場合は飲用せずに給水車の水をご利用ください」と呼び掛けている。 大淀地区在住の男性は「夜の10時時点でも濁っていたので、洗濯や風呂などに影響が出たが、きょう(18日)の朝には濁りはなくなっていた」と話していた。