輪島に五輪「金」の励まし レスリング・金城、柔道・阿部兄妹 児童と綱引きなど交流
能登半島復興支援の交流イベントが17日、輪島市で開かれ、レスリング女子で五輪2連覇の金城梨紗子選手(津幡町出身)やパリ五輪で柔道男子金メダルの阿部一二三(ひふみ)選手、妹で同五輪柔道女子代表の詩(うた)選手が小学生と綱引きを楽しんだ。 【写真】トークを行う(右から)金城、阿部詩、阿部一二三の各選手 3人は会場の輪島中で児童67人に交ざって綱引きや玉入れに汗を流した。質疑応答のコーナーでは「強くなるために必要なことは何か」との問いかけに、一二三選手が「楽しまないと続かないので、まずは楽しんで」とアドバイスした。 パリ五輪開催中の8月に一二三選手とオンライン対談した釜谷奈央佳さん(輪島市河井小2年、輪島柔道教室)は「一緒に運動できてうれしかった。柔道も頑張りたい」と振り返った。金城選手は終了後、記者団に「輪島の人に明るい時間を提供したいと思った。子どもの笑顔は私自身の励みにもなった」と話した。