衆院選から半月、立憲と自民が都議補選で再び対決 前・元市長も参戦
東京都議補選(武蔵野市選挙区、被選挙数1)が8日に告示され、いずれも新顔で、立憲民主党公認の千葉めぐみ氏(38)=東京・生活者ネットワーク推薦=と自民党公認の東真理子氏(58)の2人が立候補した。衆院選からまだ半月ほどで、立憲と自民の一騎打ちの構図に注目が集まっている。投開票は17日。 【写真】JR三鷹駅前で演説する立憲民主党公認の千葉めぐみ氏=2024年11月8日、東京都武蔵野市、塩入彩撮影 千葉氏はJR三鷹駅前で出発式に臨んだ。3児の母で武蔵野市職員として働いてきた経験を踏まえ、「政治が暮らしや命に深く関わっていることを実感した。みなさんの命と暮らしを都政から支えていきたい」と訴えた。児童相談所の予算・人員の拡充、教員の多忙解消、独居高齢者の住居支援などを掲げている。 立憲の衆院議員で前市長の松下玲子氏が選対本部長を務め、菅直人元首相らが応援に入った。 東氏はJR武蔵境駅前で第一声をあげた。市議を11年務めた経験を強調し、「市民の声を都政に必ず届ける」と訴えた。「いのちを大切に」をスローガンにした公約には、都立の児童相談所を市内に設置して「児童虐待ゼロ」の実現を目指すほか、救急医療体制の充実などを盛り込んだ。 自民の福田かおる衆院議員や元市長の土屋正忠・元衆院議員らが支援にあたり、公明党の市議らも駆けつけた。 都選管によると、選挙費用は予算ベースで約8千万円、7日現在の選挙人名簿登録者数は12万4595人。(塩入彩、太田原奈都乃)
朝日新聞社