<鬼滅の刃>“お館様”森川智之&“無惨”関俊彦 「無限城編」への思い 「全力をかけて」 「柱稽古編」生朗読も
森川さんは、自身が演じる産屋敷について「まさにきょうの最終回で無惨に対峙しましたが、まさにそこに行きつくまでの道のりというのが、産屋敷家の中で受け継がれたものの集大成だったと思うんです。その感動をアニメを見ている皆さんと共有できるように意識しました」と思いを語った。関さんは「鬼舞辻というキャラクターは、本当に全ての人類の敵と言ってもいいほど、最強最悪の鬼の始祖です。彼が生まれてから1000年という間に、無惨は心の闇に深く深く沈んでしまった人物なのではないかと思います」とキャラクターについて語った。
第8話で産屋敷が口にした「永遠というのは人の想い(おもい)だ、人の想いこそが永遠であり、不滅なんだよ」というせりふについて森川さんは、「僕は、病に伏して、命からがらという演技だったのですが、僕にとっては希望に満ちたせりふだなというふうに思ったんです。鬼と人間の大きな違いの部分をまさに耀哉が言い放った、“光を感じるような”とてもいいせりふだなと思いました」と話した。
新作アニメ「劇場版『鬼滅の刃』無限城編」三部作の制作決定についての話題になると、関さんは「皆さんは(竈門)炭治郎君のことを応援するんでしょ。でもそうはいきませんよ! 全力をかけてこの劇場版に臨みたいと思っております。ぜひ引き続き皆さんの応援をよろしくお願いします」と意気込みを語った。
森川さんは「想いはしっかりとつながって次に行っているので。柱・隊士たちは、この『柱稽古編』で血のにじむような稽古(けいこ)をしてきました。みんな一丸となって、まさに一枚岩となって無惨に立ち向かって戦ってくれると思いますので、劇場版三部作『無限城編』を、ぜひ皆さんに楽しんでもらいたいという気持ちと共に、皆さんの想いも、ぜひ隊士たち、柱たちに、向けていただければと思います。よろしくお願いします」と呼びかけた。
「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために鬼殺隊へ入隊する……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。コミックスの累計発行部数は1億5000万部以上。