ジモティーが名古屋市と連携 不要品を譲り合えるリアル店舗を開設
メ~テレ(名古屋テレビ)
ごみの減量を目指し、新たな取り組みが始まりました。名古屋市が企業と連携し、市民が不要品を持ち込むことができる拠点を西区に開設しました。 名古屋市西区平出町にオープンしたジモティースポットは、不要品を地域で譲り合うことができる掲示板サイト「ジモティー」を運営する会社が名古屋市とタッグを組み誕生しました。インターネットが苦手な人でも気軽に不要品をリユースできるようにと、実店舗での運営を始めました。 「使えるものであれば幅広く引き受けるので、ジモティースポットでは無料で引き取ることができます」(ジモティー 野村康二郎さん) 持ち込みは名古屋市民限定ですが、服から家電までOKです。ただ、次の人が使えないと判断されたものや、3辺の長さの合計が180cm以上の家具などは引き取ってもらえないので注意が必要です。 さっそく開設初日から20点以上の不要品を持ち込んだ男性も… Qここに持ち込んでいなければ? 「トラックを呼んで産廃業者に運んでもらう予定だった。使ってもらえれば物の価値も生まれてくるし」(不要品を持ち込んだ男性) 不要品を回収してもらうには、持ってきたものをカウンターに預け、タブレット端末で受付をするだけ。1分ほどで手続きが終わってしまうほど簡単なんです。 「捨てるとなっても処分料のシールをコンビニで買ったりとか、クリーンセンターに持ち込んだりとか手間もあったので。今回持ち込んでみて、そのまま受け付けてもらえて、タブレット端末で簡単に操作するだけで終わったので、非常に楽だと思った」(不要品を持ち込んだ男性)
その後、商品を撮影し、出品されます。 Q出品されたものを譲り受けるには? 「店頭に譲り受けた品を並べているので、店にお越しいただくか、弊社が運営しているサイト『ジモティー』にも商品が掲載されていますので、それをご覧になって来店されるケースが多いです」(ジモティー 野村康二郎さん) このジモティースポットの誕生で名古屋市は粗大ごみの削減に期待を寄せていて、ホームページなどでも積極的にリユースを呼びかけています。 「去年の実績だと年間約8400トンの粗大ごみの収集量だった。通常のリユースショップでは取り扱えない、値が付きにくい商品も引き取ってもらえるので、リユースに非常に特化したスポットということで今回連携をして、ごみの減量効果を図っていくために始めました」(名古屋市資源循環企画課 橋村侑磨さん) 関東の4つの自治体ではすでにジモティースポットが運営されており、去年の1年間であわせて490トンほどの削減につながったと試算されています。 「地域に根付いた社会インフラやコミュニティーとして、多くの人たちに喜んでいただけるようなスポットにしたいと思っています」(ジモティー 野村康二郎さん)