選挙に勝つコツはある?立憲民主党・長妻昭衆院議員が語る必勝法!イラ菅の真実とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
長妻さんのボスってどんな人?
歴代の代表のなかで最も距離の近かった人物について問うと、長妻氏は菅直人氏の名前を即答。 記者時代、「国会議員は世襲でなるもの」と思っていた長妻氏にとって、菅氏の「世襲じゃなくて『地盤・看板・カバン』がない方が良い国会議員になれると言われた」という言葉は非常に衝撃的なもので、それが政治に関心を持つきっかけになりました。 衆院選で長妻氏に選挙のノウハウを授けたのも菅氏だったとのことです。 温厚な一面を見せる一方で、「イラ菅」と呼ばれ、すぐに頭に血がのぼることでも知られる菅氏。身近にいた長妻氏はそのことをどのように感じていたのでしょうか。 MC乙武「やっぱこの人イラ菅だわって、感じる場面もあったんですか?」 長妻氏「そうですね、それはありますね」 菅氏の人柄について「全然偉ぶらない」と長妻氏。時には居酒屋で居合わせた大学生と本気で議論を交わすこともあり、菅氏の怒りは尊大さからくるものではないと語ります。 一方で「正論を貫こうとする意思は感じられて、それが立ち行かなくなった時にミニ爆発が起こるということはあるかもしれない」と、「イラ菅」になる理由を分析しました。 長妻氏「普通はしょうがないと思うところでも、(菅氏は)とんでもない!となる。それで周りも動いていくということもあります」
現代表の泉健太氏は、長妻氏にとってはかなり年下のボスですが、仕事はやりやすいと長妻氏は語ります。 「かなり任せてくれるし、笑顔が絶えず、周りを明るくするリーダーだと思う」とコメントしました。 長妻氏自身が再度代表選に再び立候補する可能性については「そういう声があれば」と控えめな回答。今は政権交代することが最大の目標であり、代表になることよりも党を政権交代できる勢力に育てることが最優先事項ということのようです。
もし、政権交代が起こったとしても民主党政権時代の二の舞は避けなければなりません。 当時、厚生労働大臣だった長妻氏に民主党政権の反省点について問うと、3つのポイントに言及しました。 1つはマニフェストに優先順位を付けなかったこと。1つの内閣で1つ取り組むレベルの政策を同時に進めてしまったことで力が分散してしまったと長妻氏は振り返ります。 もう1つは政権を長続きさせるために重要な3つの組織と正面からぶつかってしまったこと。その3つとは官僚組織、経団連、アメリカです。 官僚組織とは事業仕分けで、経団連とは公共事業で、アメリカとは普天間基地の移設をめぐり、それぞれ同時に衝突。長妻氏はいずれについても段取りを踏んで戦略的に進めるべきだった、とコメントしました。 最後に、与党でありながら分裂してしまったこと。長妻氏は「そういう教訓をかみしめて、我々はこのままでは死ぬに死にきれない」と政権交代への思いを吐露。 「政治を変えて、国民の皆さんの持ち味を活かす政治を作っていきたい」と締めくくりました。