祖母の思いを引き継ぎたい 海外CA経験から“お茶業界”に転身 「大森園」大森由美子さん #BOSSTALK
北の大地に茶畑を 創業100年に向けて膨らむ夢
――ボスとして、どういうところに気をつけていますか? 一番大事なのはやはりコミュニケーションや、雰囲気づくり、環境づくりだと思います。以前の職場では、すごく忙しいとき、よくできる上司はみんなの分の飲み物をさっと用意しました。働きやすい環境を整える人にたくさん出会いました。それを見習いたいと思って、うちではパートさんが出勤すると、私がお茶を入れて「お疲れさまです」と声をかけています。仕事の最初と最後、休憩時間などには私がお茶を入れてお菓子を用意し、みんなと一緒に働きやすい環境を心がけています。 ――そうした心遣いをうれしく思ったからこそ、社長自らお茶を入れているのですね。 忙しいときに、特に上の人がピリピリすると、(雰囲気が)怖くなって良い仕事ができなくなります。逆に、ムードメーカーがいると、その場の空気がやわらぎます。 ――会社とご自身の未来をどう描かれていますか? お茶の木を10年ぐらい前から育てていています。北海道でお茶の木は育たないと言われていますが、いろいろと実験をして、まだ5本ぐらいですが、路地での越冬に成功しています。(将来は)札幌でお茶畑を作ってみたいと思っています。 ――お茶を売るだけではなく、お茶の木を育て、お茶を飲む文化をつなげることも本当に大切にされているのですね。 そうです。
UHB 北海道文化放送