リバプール、第1レグ0-3完敗 クロップ監督「悪い試合をした」 遠藤航「気持ちを切り替えてやるしかない」
◇ヨーロッパリーグ準々決勝第1レグ リバプール0-3アタランタ(4月11日、英国・リバプール・アンフィールド) 4月11日、欧州ではヨーロッパリーグ準々決勝第1レグが4試合行われ、日本代表主将遠藤航(31)が所属するリバプールはアタランタ(イタリア)とホームで対戦。遠藤はこの試合もアンカーで先発。しかし0-2とされた後半31分、ジョッタと交代し、ピッチを降りた。 70%のポゼッションを支配し、19本のシュートを放った。なかでもGKと1対1となったヌニェスの絶好機が2回。エリオットのシュートはバーを叩いた。そして後半の頭から投入されたエース・サラーが決めたかに見えたゴールはわずかにオフサイド。リバプールにとっては散々の日になった。 今季初の公式戦のホーム敗戦となった。しかも3点差負け。奇しくも直近のホーム敗戦も3点差で負けた。昨年2月21日に行われた欧州CLトーナメント・ステージ初戦(ベスト16)の第1レグでRマドリードと対戦した試合のスコアが5-2だった。 「立ち上がりは良かったが、本当に悪い試合をした」とクロップ監督。「前半は0-1、後半0-2。どちらの方が良かったか、判断できない。チームがバラバラで、選手全員が孤立していた」と続けて、0-3完敗を真正面から受け止めた。 遠藤も試合後取材に応じた。現地の記者に囲まれ、英語でインタビューに応じ、「タフな試合だった。相手もいいプレーをしたと思う。結果にはがっかりしたが、次の試合がすぐにやって来る。みんなでポジティブに気持ちを切り替えてやるしかない」と語ると、「長いシーズン、フットボールにはこういうこともある。それに怪我人も多く帰ってきて、戦力が整っていきた。とくかくまずは次のクリスタルパレス戦でしっかり巻き返す」と続けて、日曜日のリーグ戦必勝を誓った。 残念ながらここで試合後の取材が時間切れとなり、日本語でのインタビューはお預けとなったが、歩き去る遠藤にブライトン戦での怪我の影響が気になり、「コンディションはどうだ?」と声をかけると、「もう大丈夫です」ときっぱり。中2日で行われるクリスタルパレス戦に意欲を燃やしていた。
報知新聞社