米、中国のハッキング「阻止」 重要インフラ標的と発表
【ワシントン共同】米司法省は1月31日、中国政府の支援を受けるハッカー「ボルト・タイフーン」が米国の中小企業や家庭用のルーターをハッキングするのを阻止したと発表した。重要インフラも標的だったとしている。司法省幹部は、中国が重要インフラへのアクセスを利用する可能性もあったとしている。 米英など英語圏5カ国による機密情報共有の枠組み「ファイブ・アイズ」は昨年5月、中国政府が米国の基幹インフラを標的にサイバー攻撃を仕掛けているとして注意を呼びかけていた。 ボルト・タイフーンは2021年半ばから活動しており、ネットワークに内蔵されたツールを使い探知しにくい手法を用いるという。