参入5年目のSWHレディース西宮が悲願のリーグ初優勝!2点ビハインドから逆転で掴んだ勝ち点3|女子フットサル
12月14日と15日に、日本女子フットサルリーグ2024-2025(女子Fリーグ)の第16節がセーレン・ドリームアリーナで行われた。 【画像】女子Fリーグ 2024-2025の年間MVP&ベスト5が決定!
シーソーゲームを制して優勝
優勝に王手をかけていたSWHレディース西宮は、15日の初戦にファイナルシーズンで3勝1敗と好調のフウガドールすみだレディースと対戦した。 立ち上がり、西宮は4分と7分に高尾茜利、江川涼の得点で2点を先制。しかし、9分にすみだに得点を許すと、6分間で4失点を喫し、一時2-4と2点を追う展開に持ち込まれた。 しかし西宮はここで踏ん張りを見せ、17分に華麗な崩しから最後は四井沙樹が合わせて得点。第1ピリオドのうちに1点を返し、3-4で試合を折り返した。 第2ピリオドで勢いを取り戻した西宮は、22分、フリーキックからグラウンダーのボールを斉下遼音に当てると、反転シュートで同点弾をマーク。さらに26分にはGK・中田凪咲の相手ゴール前へと蹴り込んだロングボールがゴールネットを揺らし、逆転に成功した。 最後はすみだのパワープレーを耐え抜き、5-4で試合終了。勝ち点3を獲得した西宮が、5シーズン目にして悲願の初優勝を飾った。 2試合目に行われた福井丸岡ラックと立川アスレティックFCレディースの一戦は、ホームの丸岡を立川が3-0で下した。また、3試合目はバルドラール浦安ラス・ボニータスとアルコ神戸が対戦。浦安は開幕戦で2-4で敗れた相手に対し、塚本夏希の2ゴールとキャプテン・伊藤果穂のパワープレー返しで3-0の完封勝利を収めた。 14日には、下位リーグの最終節も行われた。1戦目のエスポラーダ北海道イルネーヴェとアニージャ湘南の対戦は、勝又野乃花の得点で湘南が先制したが、北海道が大西恋花のリーグ初得点含む3得点で逆転し、最終節を勝利で終えた。 2戦目のミネルバ宇部とさいたまサイコロは、宇部の原田絢未が先制。しかしそこから小田友香の2得点と城倉有希、宮浦沙帆里のゴールでさいたまが逆転勝利。3試合ぶりの勝利で今シーズンのリーグ戦を締め括った。 今節の結果から、優勝は西宮、準優勝は浦安、3位が神戸という順位でリーグ戦が終了した。またミネルバ宇部が2年ぶり2回目のフェアプレー賞に輝いている。 個人賞では、浦安の江口未珂がMVPを獲得し、得点王には17ゴールを挙げた山川里佳子が選ばれている。 ■最終節試合結果 エスポラーダ北海道イルネーヴェ 3-0 アニージャ湘南 ミネルバ宇部 1-4 さいたまサイコロ フウガドールすみだレディース 4-5 SWHレディース西宮 福井丸岡ラック 0-3 立川アスレティックFCレディース バルドラール浦安ラス・ボニータス 3-0 アルコ神戸 ■最終結果 優勝:SWHレディース西宮 準優勝:バルドラール浦安ラス・ボニータス 3位:アルコ神戸 フェアプレー賞:ミネルバ宇部 ■MVP 江口未珂|バルドラール浦安ラス・ボニータス ■得点王 山川里佳子|アルコ神戸(17点) ■ベスト5 FP 江口未珂|バルドラール浦安ラス・ボニータス FP 松木里緒|立川アスレティックFCレディース FP 網城安奈|SWHレディース西宮 FP 山川里佳子|アルコ神戸 FP 高橋京花|アルコ神戸 GK 庄子彩|フウガドールすみだレディース ※監督投票で同数票を獲得した選手がいたため6人の選出 ■最優秀審判員賞 新妻久美 審判員
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