重度の花粉症で、1日1箱はティッシュを消費します。花粉症ではない人と比べて、3月~5月にかけ、どれだけ損しているでしょうか?
スギやヒノキの花粉が飛散する3~5月には花粉症が流行しますので、この時期はドラッグストアでティッシュの売上が大幅にアップするといわれています。また、ティッシュや症状を抑える薬でお金をたくさん使ってしまう花粉症の方も珍しくありません。 今回は、重度の花粉症の人が花粉シーズンである3~5月にどれほどティッシュにお金を使うのか見ていきましょう
費用は3ヶ月間でおよそ4600円
今回シミュレーションでは、以下の条件で費用を算出しています。 ●ティッシュ1箱あたり50円(税込み)で枚数は2枚重ねタイプの120組 ●期間は花粉の飛散が始まる3~5月の3ヶ月間(計92日) ●1日にティッシュを1箱使い切る 上記のケースで計算した場合、「50円×92日間」で合計4600円かかる結果です。実際の花粉シーズンは2月~長くても5月上旬であるため、今回の結果より日数はある程度増減すると予想されます。また、一般的にスギ花粉は2~5月、ヒノキ花粉は4~5月がシーズンです。 片方の花粉のみアレルギー反応を示す場合、期間が短く済む可能性があります。しかし、単価の高い3枚組タイプや高級ティッシュを使う場合は期間が短くても費用がかかってしまうでしょう。 ■花粉症にかかっていない人のケース 花粉症と関係ない人のケースでは、1日あたりのティッシュ消費量を10枚と想定します。ティッシュの使い道は、汚れた部分の拭き取りやコンタクトレンズの交換がメインです。また、なんらかの病気にかからない限り、毎日鼻をかむことはないでしょう。 先ほどのシミュレーションと同じティッシュ箱で、一般的な費用を算出します。1箱50円で120組のティッシュ箱を1日に10組だけ使うため、およそ12日かけて50円使う計算です。 この場合の計算結果は、「50円×7回+50×2/3(残り8日で120組のうち80組を使うため、80/120で2/3)」であり、383.3円(小数点第2以下は切り捨て)となります。先ほどのシミュレーション結果と比較すると、花粉症の人はおよそ4200円損しているといえます。