38歳・モドリッチに迫る世代交代の波 チームで15番目のプレイタイムに留まるレジェンドの現在地
若いMFが育っている証拠
出場したゲームではアシストを記録するなど結果を残しているのだが、レアル・マドリードでMFルカ・モドリッチの出番が減少傾向にある。 モドリッチはトニ・クロースとともに中盤の軸となってきた選手で、クラブのレジェンドだ。しかし、今月14日に行われたスペイン・スーパー杯決勝のバルセロナ戦は9分間しか出番がなく、リーグ戦では直近2試合ともベンチに座ったまま出番がなかった。 前述のクロースに加え、中盤ではフェデリコ・バルベルデ、オーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマヴィンガら実力者が揃い、最近はダニ・セバージョスも出番を増やしている。スペイン『as』は38歳を迎えたモドリッチの立場がいよいよ怪しいものになってきたと見ており、今季は出番が限定的となっている。 「現在レアルのピッチには、モドリッチよりも優れたパフォーマンスを発揮できる選手がいる。今季モドリッチの出番は合計1250分間となっていて、出場時間はチーム内で15番目だ。彼はシーズン全体の42%しかプレイしていない」 もっとも、チームとしては歓迎すべきところもある。若手が育っている証拠であり、スペイン・スーパー杯ではバルセロナを4-1で粉砕した。リーグでは2位につけており、こちらも優勝の可能性は十分にある。モドリッチに依存する必要がなくなっているのは確かで、ゆっくりと世代交代は進行している。
構成/ザ・ワールド編集部