センバツ21世紀枠北信越候補 富山北部を表彰 冬場の練習で負けぬ力を /富山
来春の第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の「21世紀枠」で、北信越地区候補校に選ばれた富山県立富山北部高の表彰式が19日、富山市蓮町の同校で行われた。富山県高野連の亀谷卓朗会長から表彰盾を受け取った大野晃(ひかる)主将(2年)は「他県のチームに負けないよう冬場の練習で力を付けたい」と決意を述べた。 富山北部は、新型コロナウイルスの影響で昨夏の富山大会を出場辞退。その悔しさを晴らすべく臨んだ今夏の富山大会と今秋の富山県大会で連続準優勝し、公立校ながら安定した実力を発揮した。 同校は2020年、旧水橋高との再編統合で開校。現在野球部員はマネジャー2人を含め35人で、全員富山県内出身者。地域の幼児施設でのティーボール教室なども行っている。表彰式で亀谷会長は「北信越でも実力が認められた。出場校に選ばれることを期待する」とあいさつした。 21世紀枠の2校を含めたセンバツ出場校は来年1月26日の選考委員会で決定する。富山北部が21世紀枠で選出されれば今年の氷見に続いて2年連続となる。【青山郁子】