再発防止へ現場診断 五戸、9月の死亡事故2件受け
五戸町内で9月に死亡事故が2件発生したことを受け、五戸署などは10月31日、現場診断を実施した。同町倉石又重古川代で車2台が衝突し、2人が死亡した事故については▽中央線を引き直す▽立て看板を設置してドライバーにスピードを落とすよう注意喚起を促す―の2点で対策を講じることとなった。 2人が死亡した事故は9月22日午後4時半ごろに発生。乗用車とワンボックスカーが正面衝突し、乗用車に乗っていた男女2人が死亡した。 同署や関係団体から20人が参加。犠牲者に黙とうをささげた後、同署の担当者が事故の状況を説明した。参加者からは「中央線が見えなくなっている」「新郷村方面から見ると、緩やかに下りながらカーブしている」などの指摘があった。 工藤寿行署長は「皆さんの意見を持ち帰り、検討を進める。このような事故が二度と起こらないように対策を講じたい」と述べた。 この日は、9月19日に同町倉石石沢風原平で自転車が転落し、運転していた男性が死亡した事故の現場診断も行った。
デーリー東北新聞社