野球の楽しさ伝える、県高野連が初のキッズフェスタ【宇部】
キッズベースボールフェスタ山口は15日、宇部市野球場「ユーピーアールスタジアム」で行われた。未就学児と小学1~3年生の94人が参加。的当てや打撃などさまざまなゲームに挑戦した。県高校野球連盟主催。 少子化などの影響で野球競技人口が減少する中、子どもたちに野球に親しんでもらおうと初めて開催。広島東洋カープベースボールクリニックコーチの浅井樹さんとホークスジュニアアカデミーコーチの日暮矢麻人さんを講師に招き、ボールを使った遊びを通して、子どもたちに野球の醍醐味(だいごみ)である「打つ、投げる、走る」楽しさを伝えた。 人工芝のグラウンドでチームに分かれた子どもたちは、握ったバットを力いっぱいスイングし、ティーに乗せたボールを打って走った。室内には的当てを楽しむストラックアウトなどのゲームコーナーも用意された。野球を初めて体験する子どもたちも多く、ユニホーム姿の高校球児が、優しく遊び方を教えた。 山口市から参加した板井碧ちゃん(6)は週1回、サッカーを楽しんでいる。さまざまなスポーツを体験できたらと願う家族と参加した。「バットでボールを打つのが楽しかった。もっといろいろ、やってみたい」と、笑顔で次のゲームコーナーに向かった。