若者の闇バイト防げ 啓発ソング披露も 青森県警が初の街頭活動
闇バイトによる凶悪事件が全国で相次いでいるのを受け、青森県警は18日、JR青森駅で、若者や高校生らに啓発チラシを配布し、「楽して簡単」や「短時間で高収入」といった、交流サイト(SNS)の怪しい誘いに乗らないよう注意を呼びかけた。闇バイトに関する街頭活動は初めて。 県警によると、県内では同日現在、SNSなどで実行犯を募る闇バイト関連の殺人や強盗事件の認知件数はゼロ。一方、全国では若者らが闇バイトによって犯罪に加担する事例が多発している。 街頭活動は冬休みを控えた高校生らに注意を促そうと、「闇バイトに加担させないキャンペーン」として企画。県警や県、少年警察ボランティアなど約30人が、駅を利用する人たちに啓発チラシなどを手渡した。県警生活安全部の工藤昭幸部長による、闇バイトの手口や誘い文句を盛り込んだオリジナルソングも披露された。 工藤部長は「『楽して簡単』にお金がもうかることはない。冷静に将来のことを考えて闇バイトに手を染めないでほしい」と話した。
デーリー東北新聞社