シリアのロシア軍基地「閉鎖を」…EU外相、新政権との外交関係の条件にしたい考え
【ブリュッセル=酒井圭吾】欧州連合(EU)外相理事会が16日にブリュッセルで開かれ、シリア情勢について協議した。カーヤ・カラス外交安全保障上級代表(EU外相)は会議後の記者会見で「シリア領内のロシア軍基地の閉鎖を提起する」と述べ、EUが新政権と外交関係を構築する条件にしたい考えを示した。 【写真】アサド前大統領
EUはイランに近いアサド政権の崩壊を歓迎する一方で、新政権樹立を目指す旧反体制派への制裁解除には慎重な姿勢を崩していない。
シリアには、露軍が駐留するタルトゥース海軍基地やフメイミーム空軍基地がある。