寝ている間も暖房をつけているけど、乾燥が心配。加湿器と併用すると月間費用はいくら?
だんだんと寒さが厳しくなってきて、就寝中も暖房をつける季節がやってきました。しかし、就寝中に暖房を使用すると、乾燥が気になる人もいるでしょう。室内が乾燥すると、体調を崩したり肌のコンディションが悪くなったりとさまざまなデメリットがあります。この記事では、就寝中に暖房と加湿器を併用した場合の月間費用を紹介します。
就寝中に暖房をつけっぱなしにした場合の電気代
就寝中に暖房をつけっぱなしにしたときの電気代は、暖房機器の消費電力(ワット)÷ 1000 × 電気料金単価(円/キロワットアワー)×就寝時間で計算できます。エアコンの消費電力は機種によって異なりますが、大手メーカーの6畳用エアコンの消費電力は580(130~1250)ワットです(暖房使用時)。 電気料金単価は、公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会が公表している目安単価31円/キロワットアワー(税込)を採用します。就寝時間を8時間と仮定すると、1晩あたりの電気代は580ワット÷1000×31円×8時間=139.2円です。1ヶ月を30日とすると、就寝中に暖房をつけっぱなしにした場合の1ヶ月あたりの電気代は約4176円となります。
暖房と加湿器を併用した際の電気代
一口に加湿器といっても、USBタイプの簡易的なものから大手メーカーが製造・販売する本格的なものまでさまざまです。今回は室内を十分に加湿できることを重視し、大手メーカーの本格的な加湿器を使用した場合の電気代を計算します。 大手メーカーのスチーム式加湿器を例に挙げると、消費電力は最小125~最大250ワットとあります。平均180ワットを消費すると仮定して、1晩あたりの電気代は180ワット÷1000×31円×8時間=44.64円です。 1ヶ月を30日とすると、就寝中に加湿器をつけっぱなしにした場合の1ヶ月あたりの電気代は約1339.2円となります。暖房代と合算すると、1ヶ月あたり約5515.2円の電気代がかかることになります。
就寝中の電気代を節約する方法
物価高騰が続くなか、就寝中のエアコンと加湿器だけで1ヶ月あたり約5500円の電気代はきついと感じる人も多いのではないでしょうか。 今回は最新型のエアコンで電気代を試算しましたが、購入から年数が経っているエアコンは消費電力が大きく、さらに電気代がかかる可能性があります。就寝中の暖房代を節約するためには、省エネ性能に優れた最新型のエアコンを選ぶとよいでしょう。また、加湿器の選び方によっても電気代は大きく左右されます。 加湿器には、主に「スチーム式」「超音波式」「ハイブリッド式」「気化式」の4種類があります。今回はスチーム式加湿器を使用すると仮定して電気代を試算しましたが、ヒーターを加熱する際に電力を使うため電気料金は高めです。 スチーム式加湿器は加湿能力に優れていますが、電気代が気になる場合は電気代が安い超音波式や帰化式の加湿器を導入するとよいでしょう。