おんべ祭り 壁画で再現 内田福祉ひろば 長野県松本市
長野県松本市の内田地区福祉ひろばで、地元の民生児童委員とイベントサポーターなどが、季節ごとに一新している壁画を正月仕様に飾り付けている。冬向けの作品作りはこの時季恒例で、今年は地区の伝統文化で、市の重要無形民俗文化財でもある「おんべ祭り」(御柱)を題材に選び、忠実に再現しようと取り組んでいる。 25日に作業を始め、27日に本格的に飾り始めた。縦約1・7メートル、横約1・8メートルの壁画を6人ほどで手がける。クレヨンで描かれた北アルプスの山々を背景に、本物の竹や松、ヨシを使って三つのおんべを表現する。 写真や地区史を何度も見て、色紙と竹の飾りはどの高さまであるのかや、麻ひもをどこまで通すかなどを確認して作った。最後は山並みも絵の具で白色を足し、冬の山を表現するという。イベントサポーターの田中さつきさん(70)=内田地区第9町会=は「みんなで頑張って作っているので、ぜひ見に来てほしい」と話していた。 壁画は来月10日の福祉ひろばの催しでお披露目する。正月仕様の壁画は2月いっぱい飾る。
市民タイムス