大阪のシンボル「通天閣」 南海に売却・資本提携を検討
TVOテレビ大阪
大阪のシンボルに売却の話が持ち上がりました。「通天閣」を運営する通天閣観光が南海電鉄などと株式売却や資本提携の検討を進めていることがわかりました。 通天閣は2年前に大型のすべり台「タワースライダー」を新たに設けるなどし、2023年度はコロナ前を上回るおよそ137万人が訪れました。集客不振というわけでもないのに、どうして今、売却や資本提携を検討するのでしょうか。通天閣の高井社長は「まだ決まったわけではない」としたうえで、 【通天閣観光 高井社長】「僕の目線はもう万博後を向いていますね、万博を機として次へのステップ、どうしたらもっと(客が)来るのか」 一方、南海電鉄は通天閣に近い新今宮駅と難波駅の間の再開発を進めていて、周辺地域の持続的な集客や賑わいを望む両社の考えが一致したものと見られます。 【通天閣観光 高井社長】「通天閣だけ立ってても人は来ませんし、特に関空を使ってインバウンドの方が新今宮や新大阪のほうに来られるっていう中では通天閣にとっても地域にとっても重要な交通網ですから南海電車さんと何かできるかな」 南海電鉄は「可能性の一つとして協議している」としています。
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