KAT-TUN上田竜也、約14年ぶりソロコンサート開催 全国5都市15公演を完走【本人コメント】
3人組グループ・KAT-TUNの上田竜也が6日、約14年ぶりソロコンサート『上田竜也 MOUSE PEACE 2024~我龍転生~』(ヨミ:マウスピースニセンニジュウヨン ガリョウテンセイ)を東京・Zepp DiverCityを開催した。1月6日に初日を迎え、全国5都市15公演を巡った同ツアー。セミファイナル公演では中盤、メンバーの中丸雄一が登場するサプライズもあり、アンコールを含めた約20曲を披露した。 【写真】黒い衣装でバシッとキメた上田竜也 施設内の電気トラブルにより開演が20分遅れるなか、バンドセットにポップアップで現れた上田は「お待たせしました!待たせた分、最高に盛り上がっていこうか!」とあおり、サングラス姿のまま、オープニング「ヤンキー片思い中」でスタート。オラオラな雰囲気とスイートな歌声のコントラストで観客を一気に引き込んでいく。 オープニングでステージモニターに映し出されたドラゴンが、全長6.5メートルのドラゴンバルーンとして出現し、観客頭上を手が届きそうな距離まで迫り、縦横無尽に舞う姿は迫力満点。一匹のドラゴンが会場の地に降り立つ姿を表現し、ライブの世界観をド派手に演出した。 自らを「『MOUSE PEACE』の大魔王」と自己紹介する上田は開演遅れについて「僕の焦らしプレイではありません。きっと神様が「MOUSE PEACE』をやめたくないと言ってるのでしょう(笑)」とハプニングも観客をわかせる一言に変えてみせる腕前をみせつつ「楽しんですばらしい時間にできれば」と意気込み、開始早々、熱気は高まるばかり。 レーザーやハンディキャノン、火花はもちろん「MONSTER NIGHT」は、当時制作されたミュージックビデオの衣装で登場し、ポップでホラーな世界観のなか、どこからともなく甘い香りが漂う。これは上田こだわりのチョコレートの匂いの演出で、嗅覚でもそのファンタジックな世界観を楽しむことができる。ライブハウス会場という限られた空間をフル活用し、ファンを“おもてなし”した。 ライブ後半のKAT-TUNブロックでは、亀梨和也ソロ曲「1582」、中丸ソロ曲、「WHITE WORLD」やグループ曲の中でも人気を誇る「Keep the faith」と「RESCUE」を披露。「1582」は和風で艶やかに、「WHITE WORLD」はスタンドマイクでしっとりと。オリジナルのパフォーマンスを大切にしつつ、そこに上田の色を足したこのライブでしか見ることができない、リスペクトがあふれたパフォーマンスも見どころとなった。 「RESCUE」の終盤にはなんと中丸本人がステージにサプライズ登場。上田とボイスパーカッションで息の合った掛け合いを見せて、会場はどよめきと大歓声に包まれた。中丸はYouTubeソロチャンネルの撮影も兼ねてやってきたようで「ずっと拝見させてもらってますけどエモい!いやよく頑張ってますよ!」と興奮気味に称えた。 終盤には、同ツアーのために嵐・櫻井翔と共同制作した新曲「ギリスト!」「光射す方へ」の2曲も歌唱。「ギリスト!」は仲間、制作した2人の絆、「光射す方へ」はファンの皆との関係をテーマに制作。歌詞や歌い方、ファンとの掛け合いまで意識。コールアンドレスポンスでライブは一気にクライマックスへ。アンコール「花の舞う街」「カンタービレ」で一体感に包まれると、上田は「何度やってもライブというものはいいものですね。みなさんと同じ熱量で時を過ごすことは何事も変えられない宝物」だと感無量の様子で「完全燃焼できました」と満足げだった。 ■上田竜也(KAT-TUN)コメント 皆様お忙しい中、夢の国へようこそ。 この物語はKAT-TUNの船から僕が予期せぬ天候で海に落ちてしまった事から始まります。 世界初のバルーン龍やその他お菓子の匂い、視覚、聴覚と詰まりに詰まった エンターテイメントが皆様をぶん殴ってきます。 短い時間ではありますが是非(ぜひ)夢の国をご堪能下(くだ)さい。 そして物語の結末はいかに。