日本版ライドシェア 鹿児島市でもタクシー事業者3社に参入許可 週末の夕方~明け方を想定、ドライバーは今後募集
タクシー事業者の管理下で一般ドライバーが有料で客を送迎する「日本版ライドシェア」について、九州運輸局が鹿児島市のタクシー事業者3社に参入を許可したことが10日、分かった。鹿児島市での許可事業者は初めて。 過疎地の交通救世主になれるか…広がる日本版ライドシェア導入「そもそも運転手が集まるか懸念はあるが…」 2社に参入許可
旭交通と、ハニグループのハニホールディングス、日の丸交通。3社とも運行できる時間帯は金、土曜の午後4時~翌午前5時台。同局によると、同市では3社以外に、鶴丸交通が参入を求め申請しているほか、ほか7社が参入の意向を申し出ている。 ハニグループ2社に配分された運用車両は計5台。導入しているグループの配車アプリに、運賃を事前確定させるシステムを搭載する予定という。運用開始時期は未定で、ドライバーは今後募集する。 旭交通には3台が配分された。採用活動のほか、OBらにも声をかけドライバーを集める予定。年内の運用開始を目指し、当初は電話で予約を受け付け、事前にルートと運賃を確定させる仕組みを想定する。 県内では現在、鹿屋市で2社、伊佐市で1社に参入が許可されている。
南日本新聞 | 鹿児島
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