保育士・てぃ先生が徹底解説!「習い事を辞めたい」と言いだしたら「やり抜く力」を育てるチャンス!
前回の記事【関連記事:子どもの好奇心を伸ばしたいならアレコレやらず一個に絞るといい理由】では子どもの好奇心の育くみ方について伺いました。今回は好奇心に歯止めをかけたくないけれど、止めなければいけないイタズラや、好きなことをやらせたいと始めた習い事をすぐに辞めたいと言い出したときの対処など、ママパパの悩ましい問題に子どもが今いちばん相談したい保育士・てぃ先生が教えてくれました! ママ906人のリアルな声でわかった、やって後悔した「子どもの習い事」は……?
子どもの“やってみたい気持ち”に寄り添うことがイタズラ防止への近道
――子どものやってみたいって好奇心に歯止めをかけたくないけれど、止めなければいけないこともあると思うんです。例えば、コンセントに何かを入れようとするのは絶対ダメですよね。子どもにストップをかける線引きは、やはり危険か否かと言う事で良いのでしょうか? おっしゃる通り、危険なことを避けるのは絶対だと思います。ただ、そこで止めたところで、お子さんのやりたい気持ちは満たされてないですよね。だから子どもは時間を置いて、また同じことをしてみたくなる、または親御さんが見ていない隙に挑戦したくなるんです。 ――見ていないときにイタズラされるのが一番怖いです。 そうですね、親御さんが見ていないときにだけやろうとしていたら、少し注意が必要です。自分がこうしたいという気持ちが認めてもらえないから、見ていない間にやっちゃおうということなので、あまり良い状態とは言えませんよね。それが積み重なると、親御さんの目の届かないところで重大な事故が起こりかねません。 ――ではどうすると良いのでしょうか? その子の欲求、好奇心に寄り添うことが効果的です。コンセントが気になるなら、コンセントを模した抜き差しの動作を楽しめるおもちゃを用意するとか、入浴剤を勝手に開けて混ぜたりするなら、色水で遊べる時間を設けてみるとか。他にもソファの上からジャンプするときなどは、「ママやパパがそばにいるときならいいよ」と条件をつけてOKを出した方が隠れてやることは少なくなります。お子さんにとって、怒られない方法でやってみたかったことが実現できるなら、当然そっちを選びますよね。 ――たしかに、それなら隠れてイタズラしてしまうことはなくなりますね!