車の購入費「300万円」を祖父に立て替えてもらいましたが「返済はいつでもいい」といわれています。返すつもりなので「贈与」ではないですよね?
課税されないための対策は?
贈与だと判断されないためには、借用書を作ったり少額ずつでも返済したりする方法があります。返済の実態がなければ借りたものではなく、贈与されたものと判断されるためです。 借用書は目に見える形で残る借金の証拠です。祖父と自分の署名をしたうえで、双方で保有しておきましょう。さらに、借用書を作っていない場合は、分割払いでも祖父へお金を返していれば、返済していると判断される可能性があります。借金と返済は口座間でやり取りをすると、客観的証拠としての口座履歴が残るためおすすめです。
返済しているとはっきり分からなければ贈与と判断される可能性もある
当人同士はお金の貸し借りのつもりでも、返済の実態がなければ税務署から贈られたとみなされて税金が課される可能性があります。返済の約束をしていても、あるとき払いや出世払いは借金とはみなされない可能性があるため注意が必要です。 もし、借りたお金が贈与税の課税対象となると、300万円の借金で、他に贈与されていない場合は19万円の贈与税が発生します。少しでも税金の負担をなくしたい場合は、借用書を作ったり口座間で少額ずつ返済をしたりして「借金をして返済もしている」明確な証拠を残しておきましょう。 出典 国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)No.4420 親から金銭を借りた場合 デジタル庁 e-Gov法令検索 相続税法(昭和二十五年法律第七十三号)第八条 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部