環境相、水俣病1号患者と面会へ 発言遮り問題で実施の再懇談で
環境省は4日、水俣病被害者団体と伊藤信太郎環境相との懇談で被害者側の発言が遮られた問題を受け実施する再懇談で、水俣病公式確認のきっかけとなった「1号患者」の田中実子さん(71)との面会を調整していると明らかにした。 環境省によると、再懇談は8、10、11日の3日間。8日は熊本県水俣市の交流施設「もやい館」で関係6団体と懇談し、団体側から5月1日に提出された共同要求書に回答する。田中さん宅や胎児性患者らの集会施設を訪問する。 10日は団体との懇談の他、民間の資料館「水俣病歴史考証館」を見学する予定。11日には鹿児島県・獅子島、熊本県・御所浦島を巡り、計2団体と懇談する。