春から東都大学野球２部リーグで異なるチームとして戦う高中（左）と三好（右）

　昨夏の甲子園で活躍し、Ｕ―１８（１８歳以下）日本代表としてＵ―１８ワールドカップ（Ｗ杯）に出場した聖光学院高３年の高中一樹内野手は東都大学野球２部の東洋大（本部・東京都）に進む。 　高中内野手は２０２２（令和４）年夏の甲子園で２年生ながら主力として同校初の４強入りに貢献。昨夏は主将で１番・遊撃手として勝負強い打撃と巧みな守備でチームをけん引した。台湾で開催されたＵ―１８Ｗ杯の日本代表に選ばれ、決勝の台湾戦でスクイズを決めるなど注目を集めた。 　引退後は１、２年生の練習に参加して後輩を指導する傍ら、ウエートトレーニングなどさらなる筋力の増強に力を入れている。「より高いレベルの舞台で戦うため体づくりを徹底する」と先を見据える。 　大学で経験を積み、４年後にプロ入りを目指す考えだ。高中内野手は「技術を高めてチームをけん引できる選手になりたい。高校で果たせなかった頂点に立つ夢をかなえる」と力を込めた。

◾️三好は立正大に 　聖光学院高からは３年の三好元気外野手が東都大学野球２部の立正大（本部・東京都）への進学が決まっている。春からは高中内野手とライバル校でしのぎを削り合う。 　三好外野手は「ライバルとして真剣勝負できるのは楽しみ。絶対に負けない気持ちで挑みたい」と意気込みを語った。