明大は接戦を落とす プロ注目の宗山塁は3試合連続適時打も悪送球を反省/東京六大学
東京六大学野球春季リーグ第3週第1日(27日、神宮)1回戦2試合が行われ、法大と早大が先勝した。明大は今秋のドラフトで最注目の宗山塁内野手(4年、広陵高)が3試合連続適時打となる中前適時打を放ったが、早大に4-5で競り負けた。法大は昨秋優勝の慶大に6-2で快勝。慶大の清原正吾内野手(4年)は4打数1安打だった。 主将で「3番・遊撃」とチームの核を担う宗山は接戦を落とし「選手の実力不足。なかなかこっちのペースで試合を運ぶことができなかった」と唇をかんだ。 自慢の遊撃の守備に綻(ほころ)びが生じた。二回、自らの悪送球で先頭打者が出塁。これをきっかけに先制点を奪われ「うまくいかなかった」と反省した。 0-3の五回は3試合連続タイムリーとなる意地の中前適時打。リーグ通算98安打目で大台まで2本としたが「自分の記録よりも勝利が大事。良い結果が出ればチームの勝ちにもつながる。勝負どころで結果を残せたら」と言い切った。 九回に勝ち越しを許す展開に「この悔しさを明日にぶつけるしかない」。2月末の右肩甲骨骨折から復活した主将は次戦を見据え、気持ちを切り替えた。(加藤次郎)