坂本花織、大会4連覇を達成 14~17年の宮原知子以来 7本中6本で出来栄え点の加点得る好演技【全日本フィギュア】
◇22日 フィギュアスケート 全日本選手権最終日(大阪府門真市・東和薬品ラクタブドーム) 女子はフリーを行い、3年連続世界女王の坂本花織(24)=シスメックス=が合計228・68点で4年連続5度目の優勝を果たした。大会4連覇は2014~17年の宮原知子以来で、来年3月に米ボストンで行われる世界選手権の代表にも決定した。ショートプログラム(SP)1位で臨んだフリーも1位の149・76点をマークした。 最終滑走で登場した坂本は冒頭でダイナミックなダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を決めると、続く3回転ルッツをしっかり着氷してGOE(出来栄え点)で2・11点という加点を得た。その後も安定感ある演技を展開していき、7本のジャンプのうち6本でGOEの加点を獲得。スピンも3本全てを最高のレベル4にまとめて、今季の一つの目標としていた全日本選手権4連覇の実現につなげた。 今季ジュニア・GPファイナルで3連覇を果たしたSP2位の島田麻央(16)=木下グループ=がSPに続いてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を降りて、フリー2位の143・42点をマーク。合計219・00点で2位となった。3位はSP4位で合計206・40点の樋口新葉(23)=ノエビア=だった。
中日スポーツ