「ミランはいまのレオンを必要としている。ベンチよりピッチが良い」フォンセカ監督が同胞の10番に期待 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】ミランのパウロ・フォンセカ監督が、日本時間12月1日2:00に予定されているセリエA第14節ミラン対エンポリ戦へ向けて記者会見へ出席し、意気込みなどを語った。 【動画】ミラン×ユヴェントス|ハイライト
前節を終えて12試合を消化し、首位ナポリから10ポイント差の7位と出遅れているミラン。パウロ・フォンセカ率いるチームは1日、リーグ戦3試合ぶりの勝利を目指して10位エンポリをホームに迎える。ミラン指揮官が前日会見に出席し、意欲を示した。 「ホームでエンポリを倒すためにどうすれば良いか? イタリアにおいて、チームは異なるチームに対応するために、攻撃に関して2つの顔を持っていなければならない。エンポリ戦では、ユヴェントス戦(0-0)や(チャンピオンズリーグの)スロヴァン・ブラチスラヴァ戦(3-2で勝利)とは異なる攻撃の仕方になる。異なる要素に取り組み、重点を置かなければならない。非常に難しい試合になるだろう」 「エンポリ戦は負けられないって? プレッシャーに関して私はエキスパートだ。エンポリ戦において、プレッシャーはこれまでと変わらない。選手たちも同様だ。われわれは常に勝たなければならないことを自覚している。直近の試合よりは、プレッシャーを感じていない」 今シーズン、10番のラファエウ・レオンは振る舞いを巡って批判が相次ぎ、ベンチを温めた試合もあった。だが、直近の試合では、違いを作り出し、チームに貢献している。今夏、ミラン指揮官に就任してから同胞のレオンを重視し、対話を重ねてきたフォンセカが自身の考えを示した。 「レオンは、ベンチよりピッチにいた方が良いって? いまはその通りだ。監督は複数の戦略を持っているものだ。私はこれまで2つの戦略を使ったが、1つ目は結果が出なかった。一方、2つ目は結果が出そうな気がする。レオンがベンチで過ごしたことから奮起したことには、非常に満足している。彼は意欲と継続性で答えてくれた。チームは、いまのレオンを必要としている」 ミラン指揮官はまた、2失点したスロヴァン戦で生じた守備面の問題に言及。「ユーヴェ戦とスロヴァン戦は守備に関して異なる試合だった。勝てば目をつむれば良いというわけではない。勝てたことは素晴らしいが、目をつむれない守備の問題があった。重要な点に関して取り組みを行っている。問題について取り組むことは大切だ」 試合情報 ミラン vs エンポリ 試合時間:2024年12月1日(日)日本時間2:00 会場:サンシーロ
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