<解説>動く実物大ガンダム 復活、さらなる進化に期待
参加者が「すごい!」と目を輝かせたり、「いっぱい書きたいことがある」と笑顔でリポートを見せてくれたのが印象的だった。社会科見学の参加をきっかけに、ロボットや機械工学技術に興味を持った子供も多いはずだ。
◇“本物のガンダム”を作る未来は?
同施設と動く実物大ガンダムは、解体され、今後の展開などは未定。最終日に開催されたイベントで、テクニカルディレクターの石井啓範さんは「機会があれば、人が乗るモビルスーツを作ってみたい」とも話していた。動く実物大ガンダムの復活、さらなる進化にも期待が高まる。
富野監督は「絵空事でしかものを考えてこなかった人間が、具体的に社会にこういうものを作ってもらうことによって、何が起こるかを教えてもらった。本当に勉強させてもらいました。そういう意味では少し大人になったという実感を持たせてもらったというのが、年寄りの感想です。本当にこういう機会をいただきましてありがたく思います。これだけのことができるんだよ、と見せてもらったという意味では、本当にうれしく思っています」と“富野節”で感謝していた。
動く実物大ガンダムに衝撃を受けた子供たちが、“本物のガンダム”を作る未来だってあるかもしれない。