23年の土砂災害は1471件 前年比1.9倍、8人が死亡
国土交通省は18日、崖崩れや土石流など、2023年に起きた土砂災害は43道府県の計1471件で、前年比1.9倍だったと発表した。死者は8人、けが人は19人で、住宅損壊が262戸だった。6~7月の梅雨前線による大雨で九州や中国地方を中心に被害が広がり、9月の台風13号では千葉県などで土砂災害が相次いだ。 内訳は崖崩れ1289件、土石流125件、地滑り57件。6~7月の大雨による土砂災害が397件と最も多く、台風2号、13号に伴う発生件数もそれぞれ300件を超えた。 都道府県別は、台風13号の被害が集中した千葉が275件で最多。次いで和歌山134件、佐賀90件だった。