午前のドルは底堅い、一時159.94円 2カ月ぶり高値
[東京 24日 ロイター] - 午前のドルは159円半ばから後半で底堅い動きが続いた。目立った材料がない中でも円が弱含む展開は変わらず、ドルは一時159.94円と介入と見られる円の急騰が発生した4月29日以来の水準へ上昇した。 市場では「テクニカル的に円売りが出やすい状況となっている。介入警戒でドルの上値を買い上がる動きは乏しいが、下値での買い意欲は強い」(国内証券関係者)との声が聞かれた。 クロス円は歴史的な高値圏で売買が交錯した。英ポンドが202円前半と一時16年ぶり高値を付けたほか、ユーロは170円後半と4月につけた史上最高値まであと1円弱に迫った一方、スイスフランは178円後半と史上最高値圏で、NZドルは97円半ばと38年ぶり高値圏で、ともに上昇が一服となった。