<ソムタム田井のコスプレリポート>「涼宮ハルヒ」バニーガールコスプレ SOS団員募集の看板にもこだわり
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをクローズアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。 【写真特集】美女レイヤーがハルヒのバニーコス 抜群のスタイル披露 写真を一挙公開
今回は、2023年10月28日、29日に東京・池袋で開催された「池袋ハロウィンコスプレフェス2023」で撮影、インタビューした「涼宮ハルヒの憂鬱」の涼宮ハルヒに扮(ふん)するコスプレーヤーの天猫くれはさんを紹介する。
2024年に「涼宮ハルヒの憂鬱」の原作が20周年を迎えることに先駆けて、衣装を用意したという天猫くれはさん。体のラインがハッキリ見えるバニーガール衣装ということで、体づくりには入念に取り組んだそうだが、加えて、小道具の造形にもこだわったという。
「原作ではこちらのバニー衣装を着て、文化祭でSOS団団員募集の看板を掲げるシーンがあるんですけど、それを再現したくて。看板はアニメのシーンと照らし合わせながら、文字のフォントも忠実に再現しつつ、自作で用意したものになります」
アニメのシーンやイラスト集などを細かく確認しながら、ポージングや表情の作り方を研究する人は多いが、加えて、こうした“原作ファンに刺さる要素”を見つけ出し、徹底的に深掘りすることも、コスプレの再現度を高める上で重要なポイントといえるだろう。
取材・文:ソムタム田井