大事な場面でゴールを決められず、自身に落胆する新井裕生「僕の前にボールが転がってくる景色は何度も見てきた……」【アジアカップ2024|ミックス/日本vsタジキスタン】|フットサル日本代表
4月22日、日本代表はタイ・バンコクアリーナでAFCフットサルアジアカップ2024グループステージ第3節・タジキスタン代表戦に臨み、1-1で引き分けた。この結果、グループステージ敗退が決定すると同時に、今年9月にウズベキスタンで開催されるFIFAフットサルワールドカップの出場権を逃した。 【ハイライト映像】日本、まさかの予選敗退でW杯出場逃す 昨シーズンのFリーグで得点王に輝き、今大会に臨む代表メンバーに抜擢された新井裕生。タジキスタン戦では2ndセットの一員として出場し、第1ピリオド4分には新井のセットが先制ゴールを生んだ。第2ピリオド22分には新井が反転シュートを豪快に放つも、クロスバーに直撃。26分に失点を喫すると勝ち越しのゴールを決められず試合は終了した。 グループステージ第1節が代表デビュー戦になり、第2戦では代表初得点をも決めたピヴォは、決勝トーナメント進出が懸かったこの試合で不発に終わり試合後、涙ながらにインタビューに応じた。
決めるところを決められないのは、僕の弱い部分
──難しい感情になっていると思いますけど、今の心境を教えてください。 整理するのは、難しいですけど、ここまでやってきたことは間違っていなかったと思います。これをこの先につなげていかないと、この敗退というのは本当になんの意味もなさない負けになってしまうと思う。これからの人生、フットサル以外のことに関しても、この経験を糧に頑張るしかありません……。せっかくこうやって、多くの日本人サポーターの方に来ていただいたなかで、結果を残せなかったというのは申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど……。 ──今大会は新井選手にとっていろいろな意味で初めての多い大会だったとも思います。いい部分もあれば課題も出たと思いますが、ここができていればと思うことや、ここをこの先こうしていきたいと思うことは? この2年半、決して(代表活動に)呼ばれる回数は多くなかったなかで土壇場で木暮(賢一郎)監督は信頼して選んでくれました。(大会中に)点を取ることはできましたけど、ワールドカップにつながる結果を残すことができなかったことは、すごく悔しい部分。今日の試合でも、最後の数分は2回ぐらい僕の前にボールが転がってきて……そういう景色は何度も見てきたなかで、昨年の全日本選手権もそうだし、ああいうところを決められるストライカーを目指してずっとやってきたのに、決めるところを決められないっていうのは、まだ僕の弱い部分。そういうところは、どんなプレッシャーがあったとしても、決められる選手になりたいなと思いました。