中日・福敬登投手(左)、DeNA・三嶋一輝投手(右)【(C)YDB】

◇プロ野球セ・リーグ 中日1-0DeNA(26日、バンテリンドーム) 1点差のゲームを制した中日の勝利の立役者は、リリーフ福敬登投手。 8回、1アウト2塁のピンチでマウンドに上がると、DeNA1番佐野恵太選手、2番関根大気選手の2人を連続三振。素晴らしい火消しでピンチを無失点に抑えました。 去年10月に国指定の難病「黄色じん帯骨化症」の手術を受け、今月5日に復帰のマウンドに上がっていた福投手。この病気はこの日対戦したDeNAの三嶋一輝投手も患った病気です 試合後、ヒーローインタビューで福投手は「ドラゴンズファンの皆様、ちょっとすみません」とお立ち台を降り、レフトスタンドのDeNAファンへメッセージ。 「今も残ってくださるDeNAファンの皆様、皆様のおかげで、並びに三嶋選手のおかげで僕はここまで投げられるようになりました。本当にありがとうございました」 深く一礼すると、場内からは敵味方を問わず、割れんばかりの拍手が送られました。 「三嶋さんのおかげで僕はここにいると本当に思っています。それから、ドラゴンズファンの声援の力が、ああいう厳しい場面でも自分のパフォーマンスが出せたのだと本当に思っています」 同じ難病を克服した三嶋投手への感謝の言葉を口にした福投手。 そしてこの日は今季初の完封リレー。最後には「皆さんが思っている『大福丸』を復活させたいと僕は個人的に思っています。僕が頑張ればそうなるかなと思うので、頑張ります」と、2020年シーズン以来の祖父江大輔投手、マルティネス投手との勝利の方程式“大福丸”復活に意気込みを語りました。