U―23インドネシア代表のシン・テヨン監督

　サッカー男子のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア杯は21日、1次リーグA組最終節が行われ、U―23インドネシア代表がU―23ヨルダン代表に4―1で勝利。2連勝で勝ち点6とし、同組2位での決勝トーナメント進出を決めた。一方、U―23オーストラリア代表はU―23カタール代表と0―0の引き分けに終わり、同組3位で1次リーグ敗退となり五輪切符を逃した。 　同組では最も下馬評の低かったインドネシアだが、1次リーグ第2戦でオーストラリアを1―0と撃破。番狂わせを起こすと、この日はヨルダン相手に前半から圧倒。C大阪のDFハブナーに不運なオウンゴールがあったものの4―1と完勝。史上初の五輪出場へ望みをつなげた。 　A組ではカタールが2勝1分けの勝ち点7で首位通過。次いでインドネシアが2勝1敗の勝ち点6で2位通過が決定。オーストラリアが1次リーグで姿を消す波乱が起こった。 　なお、準々決勝ではA組1位カタールがB組2位と、A組2位インドネシアがB組1位と激突へ。B組は日本と韓国の2チームが決勝トーナメント進出を決めており、22日の直接対決勝者がB組1位としてインドネシアと対戦することになった。