小中学校の展示用教科書、126冊持ち去られる 大分の図書館
大分県宇佐市教育委員会は3日、来年度の使用に向けて市民図書館(同市上田)で展示していた小中学校の検定済み見本教科書126冊(60セット)が持ち去られたと発表した。近く宇佐署に被害届を提出するという。 【写真】教科書が持ち去られた大分県の宇佐市民図書館=2024年7月3日午後4時35分、同市上田、貞松慎二郎撮影 展示は選定前に例年実施しており、今年は6月18日~7月1日に同図書館1階玄関ロビーで468冊(122セット)を長机の上に並べた。終了後の2日午前11時半ごろ、市教委職員が撤去しようとした際、なくなっているのに気付いた。同じ場所で5月末まで、不用となった本などを無料で提供するブックリサイクルを開いており、来館者が勘違いして教科書を持ち去った可能性があるという。(貞松慎二郎)
朝日新聞社