AmBitious吉川太郎インタビュー ロングバージョン後編
春の大阪松竹座公演で演じた“宇宙人”役がはまり役だったAmBitiousの吉川太郎(22)が、初の単独全国ツアー「AmBitious 踊ROK! DANCE TOUR」に向けて意欲満々だ。「セットリストも決まって、固めているところです。今回は踊ります!」と宣言。5日の札幌公演からスタートし、名古屋、福岡、大阪を回って、19日の東京・Zepp Hanedaまでの全13公演。これまでにない姿をファンに見せる。 * * * * * * * ―いよいよ単独全国ツアーがスタートする。 「今回はいつもと違って、振り付けも全部僕らで作って覚えてやっています。もちろん今までもやってきていたんですけど、今まで以上に構成とか、ステージングとか、照明とかもかな。いつも以上に僕ら主体で動いています」 ―見どころは。 「ダンスメインです。普段も僕ら結構ダンスを多めに作ってるんですけど、いつも以上に踊ります。でもダンスだけやったら絶対お客さんも飽きたり、楽しめなくなるやろうから、どのくらいの配分でやるのか。お楽しみに」 ―振りの覚えは早い? 「僕は遅いですね。一番遅いと思う。僕は振り付けを作るのは得意じゃないので、そういうのはダンスができる子に任せて、僕はもともとある振り付けを覚えてみんなに渡す方が多いです。久しぶりにやる曲とかは、やっぱりみんな忘れていたりするので、細かいところを覚え直してみんなに渡しています。だから、今回は僕が覚えたものを渡すのでちょうどいいペースで振りを覚えられました」 ―体力をつけるためにジムにも通っている。 「昼からスタジオ借りて振り付けを覚えたり、あとは自主練時間が空いたらジムに行ってとか。ツアーが決まったので、ちょうど松竹座公演の稽古中から週に3回、有酸素運動を始めました。かなり心肺機能や持久力もアップした自覚があります」 ―TBSのオールスター感謝祭では、赤坂ミニマラソンに出場した。 「今年は5周だったんですけど、ちょうど4周でストップでした。でも運動自慢の方とかを結構抜きましたね。持久走は得意じゃないんですけど、トレーニングの効果が出ているなって実感しました。走り終わった後もそんなにしんどくなかったです」 ―3月に大学を卒業した。英語になぜ興味を。 「別に子供の頃から習っていたわけではなくて、中学1年から。中学3年でこの事務所に入ったんですけど、勉強が得意じゃなくて。でもその中でも英語はまだましっていうか、不得意ではなかった。じゃあ、ちょっと頑張って英語ができる高校を受験して、その流れで大学ですね」 ―英語に苦手意識のある人にアドバイスは。 「僕の場合は塾とかも先生1人、生徒2人みたいな少人数のところでやっていたので、先生と楽しみながら勉強できる環境が自分に合っていたのかな。コミュニケーションをとって楽しみながら勉強すれば大丈夫!」 ―観光英語検定2級も取得した。 「WEST.さんのツアーバックにつくことがあったんですけど、あまり面識がなくて。中間淳太君が番組の企画で取得していたので、僕も話すきっかけになればと思ってとりました。観光地の問題や有名な世界遺産の問題を、ガイドさんがやるような情報を覚えていくみたいな感じで、もうほとんど覚えてないですけど(笑い)」 ―2025年には大阪・関西万博もある。 「なんとか番組で外国の方にインタビューとかしてみたいです。でも、そうなるともっと勉強しないとですね。今、事務所にも英語の部活があって、先生が言うにはやっぱり普通の勉強じゃ僕にとってはぬるま湯。もっと負荷の強いことをしないとあかんっていうことは言われています。まだまだ勉強したいですね」 ―ツアーに向けてファンにメッセージを。 「今回のコンセプトは修行なんですよね。パワーアップして、いつもとは違うものを見せられたらなと思います。色々と考え方を変えてやっているので、ぜひ楽しみにしていてください」 クールさとおちゃめさを併せ持つ吉川。英語を生かした今後の活躍にも期待だ。 ◆吉川 太郎(よしかわ・たろう)2001年10月9日、滋賀県生まれ。22歳。2016年に関西Jr.として活動をスタート。21年に関西Jr.内ユニット「AmBitious」のメンバーに選出される。ABCテレビ「newsおかえり」金曜日に隔週コーナー出演。特技は英会話。観光英語検定2級を持つ。
報知新聞社