稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」グローバルRemixコンテスト優勝トラックが配信リリース
稲垣潤一の大ヒット曲「クリスマスキャロルの頃には」を新たな形でリバイバルさせるため、11月1日より世界中の音楽クリエイターが使用するプラットフォームSURF MUSICにてRemixコンペを開催しました。世界各地のクリエイターから、応募総数約60曲が寄せられた中、今回の優勝はメキシコ在住の旧ユーゴスラビア出身のプロデューサー・Rocco Veles(ロコ・ヴェレス)に決定。12月20日(金)より配信リリースとなります。 本Remixコンペで使用された「クリスマスキャロルの頃には」は、1992年に発売され作詞を秋元康、作曲を三井誠が手掛け、リリースから30年以上経った今でもクリスマス・ソングの定番曲として、世代を超えて愛され続ける名曲。一般的には華やかで輝かしく温かいイメージを連想することが多いクリスマス・ソングの中で、本楽曲は、この幸せな時期に別れを考えている恋人たちの孤独感や寂しさを描いた世界観が特徴的です。 今回のコンテストで初めて楽曲を聴いたというプロデューサー・Roccoが新たな解釈で再構築したクラブ・サウンドは、最新のグルーヴィーなビートで洗練された印象を抱かせながらも、原曲のヴォーカルをそのまま活かしたことでオリジナルを彷彿とさせる懐かしさも演出しています。本楽曲を含めて「シティ・ポップ」とカテゴライズされる当時の日本の楽曲は、国内外を問わず“コード進行が繊細で立体的”と再評価されています。そんな楽曲を海外のプロデューサーが斬新なスパイスを施し融合させたことで、あらためて日本語の持つメロディと歌詞の美しさが引き立ち、リスナーが新たな想像力を掻き立てる作品へさらなる進化を遂げたことは、非常に喜ばしいことではないでしょうか。30年以上前の美しいヴォーカルと現代の海外のトレンド・サウンドによる、時空を超えた化学反応をぜひ視聴してほしいところです。 また、本楽曲およびRemixコンペは、過去の名曲と現代のトレンドを“拡散”、リバイバルさせ、世界へ発信、“拡散”させるプロジェクト「COCKTAIL SOUNDS」(#カクサン)の第1弾リバイバルプロジェクトとなります。その他、「クリスマスキャロルの頃には」オリジナル・ミュージック・ビデオの公開とESME MORIがプロデュース、SKRYUが新しいラップを入れた新ヴァージョン「クリスマスキャロルの頃には COCKTAIL SOUNDS MIX feat. Original Vocal by Junichi Inagaki」の配信&MV公開も行い、今年の世界と日本のクリスマスを彩る活動を行いました。今後の「#カクサン」にも注目です。 そしてこの度、優勝者のRoccoと稲垣潤一よりコメントが到着しています。 [コメント] 今回のコンテストをきっかけに稲垣潤一さんの原曲を知りましたが、聴いた瞬間に心を奪われ、 30年を超えた今でも愛されているヒット曲であることに納得しました。 ボーカルの素晴らしさを活かしたRemixにしようと、ボーカルを中心にファンクやハウスの要素を足したクラブっぽさを意識しました。 Remixが完成した時、自分のスタジオに稲垣さんがいて、ハイタッチを交わしたような気分になった瞬間があり、自分自身でも納得の行く仕上がりになりました。 そして、稲垣さんご本人に自分のRemixを聴いて頂けたこと、結果として優勝できたことを光栄に思います。 また、今回の機会を提供してくれたSURF Musicにもとても感謝しています。 世界中のどこにいても、稲垣さんのことを知らなかった自分のようなクリエイターでも平等に、挑戦と「楽曲を聴いてもらえる」チャンスをもらえたことはSURF Musicのプラットフォームなしでは実現しなかったと思います。 ――Rocco Veles リミックス コンペティションで優勝したこの作品は、ボーカルを活かそうと心掛けてくれたことで、歌とトラックがうまく噛み合い「シン・クリスマスキャロルの頃には」に生まれ変わりました。 サウンドが生み出す心地よいビート感に自然と身体が揺れるダンサブルな作品に仕上がっています。 Roccoさん、おめでとうございます。 ――稲垣潤一