世界1位ジョコビッチが右膝を手術

全仏OP準々決勝で右膝を痛めたノヴァーク・ジョコビッチ[写真/ゲッティイメージズ]

男子テニスで世界ランク1位のN・ジョコビッチ（セルビア）は6日に自身のSNSを更新。全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）のシングルス準々決勝で負傷した右膝の手術を行ったと報告した。 【画像】ジョコビッチ 右膝の手術を報告、松葉杖でチームと写真 37歳のジョコビッチは同大会で2016年・2021年・2023年に優勝を飾っており、今大会には2連覇と4度目の優勝を狙い出場した。 今大会の1回戦ではワイルドカード（主催者推薦）で出場した世界ランク142位のPH・エルベール（フランス）、2回戦で同63位のR・カルバレス バエナ（スペイン）、3回戦で第30シードのL・ムセッティ（イタリア）、4回戦で第23シードのF・セルンドロ（アルゼンチン）を下し8強入りした。 しかし、3回戦で4時間29分を戦い抜き、4回戦ではそれを上回る4時間39分の試合時間を要したジョコビッチ。4回戦後の会見では準々決勝出場については身体の検査を行い判断するとし、明言を避けていたが4日に棄権することを発表した。 ジョコビッチの怪我の具合が心配されていたが今回SNSで手術を行ったことを公表。「先日の試合で右膝の内側半月板を断裂してしまい、難しい決断を迫られた。まだ全てを受け止めているところだけど手術はうまくいった」と投稿した。 続けて「僕を支えてくれた医療チームと、ファンの皆さんからいただいた熱烈なサポートに感謝している。できるだけ早くコートに戻れるよう、コンディションを整えるために最善を尽くす。このスポーツへの愛は強く、最高レベルで競い合いたいという思いが僕を突き動かしている」とつづった。 なお、7月1日に開幕するウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）、そして同月27日に開幕するパリオリンピック（フランス/パリ、レッドクレー）への出場には言及していないものの不透明となっている。